友だち追加は増えているのに、その後の反応が薄い。
気づけば、追加してもらった直後にブロックされていた。
LINE公式アカウントを運用していると、そんな経験をすることがあります。
入口で決まる、第一印象
友だち追加は、お客さまがあなたとの接点を持った瞬間です。
その直後に届くのが「あいさつメッセージ」で、最初に読まれる文章になります。
ここで長い自己紹介や売り込みが届くと、読まずに閉じられてしまうかもしれません。
反対に、読んで得をしたと感じてもらえれば、その後の配信も開いてもらいやすくなります。
あいさつメッセージの基本仕様
あいさつメッセージは、友だち追加(またはブロック解除)のときに自動で届く1通目のメッセージです。
LINEヤフー for Businessの解説では、次の点が案内されています。
- 吹き出しは最大5つまで設定できる(通常の配信は3つまで)
- 通数のカウント対象外で、無料で配信できる
- 冒頭に「友だちの表示名」を入れると、相手の名前に自動で置き換わる
- 名前を入れるときは「さん」や「さま」を付ける
参照元:LINEヤフー for Business(あいさつメッセージの設定のコツ)
https://www.lycbiz.com/jp/column/line-official-account/technique/aisatsu-message/
無料で使える貴重な枠なので、内容を整えておく価値があります。
離脱につながりやすい書き方
あいさつメッセージが読まれにくくなる原因は、次のようなものです。
- 自己紹介や会社の説明が長い
- 最初から商品やサービスの売り込みが入っている
- 友だちになるとどう役立つのかが書かれていない
どれも、書き手が「伝えたいこと」を優先したときに起きがちです。
お客さまの立場では「自分にどんな得があるのか」が先に知りたいところです。
吹き出しの役割分けと組み立て方
公式の解説では、次の3つの流れが紹介されています。
- 自己紹介と、どんな内容を配信するかの案内
- お客さまにできることの案内と、行動の促し
- 友だち限定の特典
これを参考に、吹き出しごとの役割を決めてみましょう。
| 吹き出し | 役割 | 内容の例 |
|---|---|---|
| 1つ目 | あいさつと配信内容 | 追加のお礼、届ける情報の紹介 |
| 2つ目 | できることの案内 | 予約や問い合わせの方法 |
| 3つ目 | 友だち限定の特典 | クーポンや先行案内 |
全部使い切る必要はありません。
短く、順番に読める量に収めるのが基本です。
ChatGPTで文面を作る手順
文面を考えるのが苦手な場合は、ChatGPTに下書きを頼みます。
次の情報を用意してください。
- 事業の内容と、お客さまに提供している価値
- 友だちに届ける予定の情報(例:お得な情報、予約案内)
- 用意できる特典があれば、その内容
そのうえで、次の指示文を使います。
LINE公式アカウントのあいさつメッセージを、吹き出し3つ分で作ってください。
事業内容:(事業を書く)
届ける情報:(配信内容を書く)
特典:(特典を書く、なければ「なし」)
条件:1つ目はお礼と配信内容の案内、2つ目はできることの案内、3つ目は特典の案内。1つの吹き出しは100文字以内。やさしい言葉で、売り込みは強くしない。
「売り込みは強くしない」と加えておくと、読みやすい文面になりやすいです。

出てきた文面を手直しするポイント
ChatGPTの文面は、丁寧すぎる場合があります。
そのままだと、お店の雰囲気と合わないこともあるでしょう。
手直しの際は、次の点を見てください。
- 普段のお客さまへの話し方と合っているか
- 絵文字や改行で、吹き出しが読みやすくなっているか
- 友だちの表示名に「さん」を付けているか
- 特典の内容や期限に、間違いがないか
吹き出しの幅は狭いので、こまめな改行が読みやすさにつながります。
スマートフォンで実際にどう見えるかを確かめてから設定しましょう。
設定したあとに見直すこと
あいさつメッセージは、一度作って終わりではありません。
友だち追加後のブロックの状況を見ながら、文面を調整していきます。
- 追加直後にブロックされていないか、時期ごとに様子を見る
- 特典の利用状況を見て、案内の言い方を変える
- 季節やキャンペーンに合わせて、内容を差し替える
ブロックの様子や特典の利用状況をChatGPTに伝えて、改善案を相談してみるのも役に立ちます。
ただし、提案が自分のお客さまに合うかどうかは、自分で判断してください。
業種別の、あいさつメッセージの組み立て例
どんな内容を入れるかは、業種によって変わります。
ここでは、考え方の例を紹介します。
| 業種 | 1つ目で伝えること | 2つ目で案内すること |
|---|---|---|
| 美容室 | 追加のお礼、お得な情報の配信予告 | 予約の方法 |
| 整体院 | 追加のお礼、体のケアの豆知識の配信 | 初回の相談の流れ |
| 飲食店 | 追加のお礼、新メニューの案内 | 席の予約と営業時間 |
どの業種も、まず「届ける内容」を伝えて、次に「できること」を案内する流れです。
特典は3つ目に置いて、最後まで読む理由をつくります。
ChatGPTに業種を伝えれば、同じ流れで文面を作ってもらえます。
複数の案を出してもらって、自分の店に合う雰囲気のものを選びましょう。
応答メッセージやリッチメニューとの連携
あいさつメッセージは、他の機能と組み合わせると効果が高まります。
LINEヤフー for Businessの解説でも、次の連携が紹介されています。
- 応答メッセージを設定しておき、「お気軽にチャットをください」と案内する
- リッチメニューと連携し、「詳しくは画面下のメニューから」と伝える
お客さまが次に何をすればよいか、迷わない状態をつくるのが目的です。
あいさつメッセージだけで完結させず、その先の動線まで考えておきましょう。
たとえば、リッチメニューに「予約」ボタンがあるなら、あいさつ文で場所を案内します。
ChatGPTに「リッチメニューのボタン名はこれです」と伝えれば、文面に自然に組み込んでもらえます。
送る前の最終チェック
設定の前に、次の項目を一度ずつ確認します。
- 誤字や脱字がないか
- 特典の期限や条件が、正しく書かれているか
- 友だちの名前の差し込みが、正しく表示されるか
- 売り込みの色が強すぎないか
- スマートフォンで見て、読みやすい長さか
テスト用のアカウントなどで、実際の見え方を確認しておくと安心です。
思わぬ表示崩れに気づける機会にもなります。
よくある疑問への答え
特典は必ず入れたほうがよいのでしょうか?
必須ではありません。
用意できる範囲で構いません。
特典がなければ、役立つ情報の配信予告だけでも、友だちになる理由は伝わります。
ブロック解除の時にも同じ文面が届きますか?
あいさつメッセージは、ブロック解除の際にも届く設定です。
再度送るかどうかは、管理画面で選べます。
一度設定したら、変えないほうがよいでしょうか?
そんなことはありません。
事業の内容や特典が変わったら、文面も見直しましょう。
友だちになって良かったと思える1通を
あいさつメッセージは、友だちの数を増やすだけでは終わりません。
追加してくれた方に「ここと繋がって良かった」と感じてもらうことが目的です。
さっそく、今のあいさつメッセージを読み返してみましょう。
ChatGPTと一緒に整え直すだけで、最初の1通が変わります。







